胸やけ・のどの違和感、繰り返していませんか?
「胸がムカムカする」「食後に胃酸が上がってくる」「喉がイガイガする」
このような症状は、逆流性食道炎(GERD) の代表的なサインです。
現代では、ストレス・食生活の乱れ・姿勢の悪さなどが原因で、
若い方から中高年まで幅広くみられるようになっています。
一般的には胃酸を抑える薬(PPI・H2ブロッカー)が用いられますが、
「薬をやめると再発する」「体質から治したい」というご相談も増えています。
そんなとき頼りになるのが、《体の内側から整える東洋医学(漢方)》です。
東洋医学でみる「逆流性食道炎」の原因と体質
漢方では、逆流性食道炎を単に「胃酸が逆流する病気」とは考えません。
胃と肝(ストレス)・脾(胃腸)・気の乱れによる全身のバランスの崩れとしてとらえます。
① 気逆(きぎゃく)タイプ — ストレスや緊張で胸がつかえる
- 特徴:ため息が多い、ゲップが出やすい、のぼせやすい
- 背景:ストレスで気の流れが上向きに乱れる
- 漢方例:半夏厚朴湯, 柴胡疎肝湯, 旋覆代赭湯
② 胃熱(いねつ)タイプ — 胃に熱がこもるタイプ
- 特徴:胸焼けが強く、口が苦い、便秘ぎみ
- 背景:脂っこい食事・アルコール・刺激物の摂りすぎ
- 漢方例:黄連解毒湯, 半夏瀉心湯
③ 脾虚(ひきょ)タイプ — 胃腸の働きが弱く、もたれやすい
- 特徴:食後の膨満感、軟便、疲れやすい
- 背景:胃下垂や暴飲暴食、冷たい飲食物の摂りすぎ
- 漢方例:六君子湯, 平胃散, 加味平胃散
④ 肝気鬱結タイプ — ストレス・自律神経の乱れが原因
- 特徴:イライラ、生理前悪化、喉のつかえ感
- 背景:ストレスやホルモンバランスの影響
- 漢方例:柴胡加竜骨牡蛎湯, 加味逍遙散
逆流性食道炎を改善するための生活養生
漢方薬とあわせて、生活習慣の見直しが重要です。
ちょっとした工夫で症状の再発を防ぐことができます。
生活のポイント
- 食後すぐに横にならない(2時間は空ける)
- 就寝時は上体を少し高くする
- よく噛んで、ゆっくり食べる
- コーヒー・アルコール・脂っこいものを控える
- 深呼吸や軽い運動でストレスを発散する
漢方薬で「薬をやめても再発しにくい体」へ
逆流性食道炎は、胃だけでなく心身のバランスが深く関わっています。
漢方では、その方の体質に合わせて根本から調整し、
「薬をやめても再発しにくい身体づくり」を目指します。
夜久薬局(兵庫県朝来市)では、
舌の色・脈・お腹の張り方などを丁寧に確認し、
一人ひとりに合わせたオーダーメイドの漢方をご提案しています。
まとめ|逆流性食道炎は体からのサイン
胸やけやのどの違和感は、
体が「無理をしているよ」と教えてくれているサインかもしれません。
漢方で体の内側から整え、
「すっきりとした毎日」を取り戻しましょう。
夜久漢方薬局・夜久鍼灸院では東洋医学の視点からあなたに合った漢方薬、鍼灸治療を提案し身体の状態を調えお悩みの不調を改善へ導きます。逆流性食道炎でお困りの方は、漢方専門の夜久漢方薬局へご相談ください。食養生も併せてご提案しています。
夜久漢方薬局は完全予約制となっております。ご来局の際はご予約をお願い致します。
予約電話番号:079-677-0056 予約可能時間:9時~19時(日曜・祝祭日は休業)
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夜久漢方薬局・夜久鍼灸院 院長 夜久公也