「できれば、今飲んでいる薬を少し減らしたい」
漢方相談や鍼灸治療の現場では、こうした声をとても多く耳にします。
ただ、最初にお伝えしておきたいことがあります。
それは、すべての薬をやめることが正解ではない、ということです。
命を守るために必要な薬、
病気の進行を抑えるために欠かせない薬は、
きちんと服用し続けることが大切です。
一方で、
「今の体の状態なら、必ずしも飲み続けなくてもいいかもしれない薬」
があるのも、また事実です。
西洋薬が悪いわけではありません
漢方薬局・鍼灸院をしていると、
「西洋薬は体に悪いんですよね?」
と聞かれることがあります。
答えは、いいえです。
西洋薬は
✔ 即効性がある
✔ 重症な状態を安定させる力がある
✔ 命に直結する場面で欠かせない
とても優れた治療手段です。
私自身、薬剤師として
「この薬があるから助かっている」
そう感じる場面を何度も見てきました。
それでも「薬が多い」と感じる理由
一方で、こんなお悩みもよくあります。
- 症状は落ち着いているのに薬が増えていく
- 検査では異常がないのに薬だけは続いている
- 副作用のような不調が気になる
- 何のために飲んでいる薬なのか分からない
このような場合、
体そのものの回復力が追いついていない
という視点が抜けていることがあります。
漢方薬・鍼灸治療ができること
漢方や鍼灸は、
「症状だけを抑える」治療ではありません。
- 体のバランスを整える
- 自律神経の働きを調える
- 血流や内臓の働きを助ける
- 回復する力そのものを高める
こうした積み重ねによって、
薬に頼らなくても安定する状態を目指します。
結果として、
- 症状止めの薬が減った
- 頓服薬を使う回数が減った
- 将来的に医師と相談して薬を整理できた
というケースにつながることも少なくありません。
「減らせる薬」と「減らしてはいけない薬」
とても大切なポイントです。
私たちが目指しているのは、
自己判断で薬をやめることではありません。
- 絶対に必要な薬 → 継続が前提
- 状態を見ながら調整できる薬 → 体づくりで減らせる可能性あり
この線引きを、
医師の治療を尊重しながら、
漢方・鍼灸という別の角度から支えていく。
それが、私たちの立ち位置です。
「薬を減らしたい」と思ったときに大切なこと
もし、今
- 薬が多い気がする
- ずっとこのままでいいのか不安
- 体質から整えたい
そう感じておられるなら、
「減らすか・減らさないか」ではなく、
体を整えることから始めるという選択肢を知ってほしいと思います。
漢方薬や鍼灸治療は、
そのための“土台づくり”のお手伝いです。
まとめ
- 西洋薬は大切な治療手段
- すべてをやめることが目的ではない
- 体の状態が整えば、結果的に減らせる薬もある
- 漢方・鍼灸は「体を立て直す治療」
- 医師の治療と対立せず、補い合う関係を大切にする
「少しでも楽に、安心して毎日を過ごせるように」
そのための選択肢の一つとして、
漢方薬・鍼灸治療を知っていただければ嬉しいです。
夜久漢方薬局・夜久鍼灸院では東洋医学の視点からあなたに合った漢方薬、鍼灸治療を提案し身体の状態を調えお悩みの不調を改善へ導きます。慢性病でお困りの方は、漢方専門の夜久漢方薬局へご相談ください。食養生も併せてご提案しています。
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夜久漢方薬局・夜久鍼灸院 院長 夜久公也