「インフルエンザは治ったのに、咳だけが残っている」
「熱も下がって元気なのに、咳が止まらない」
最近、このようなご相談がとても増えています。
実は、インフルエンザ後の咳は珍しいものではありません。
風邪が長引いているというより、体がまだ完全に回復しきっていないサインであることが多いのです。
なぜ咳が長引くのでしょうか?
① のど・気管支が弱ったまま
インフルエンザは、のどや気管支に強いダメージを与えます。
熱や痛みは先に良くなりますが、粘膜が元の状態に戻るには時間がかかります。
そのため、
- 話し始めに咳が出る
- 上を向くと咳き込む
- 冷たい空気で咳が出る
といった症状が続きやすくなります。
② 体力・潤いの不足
インフルエンザ中や回復期は、
- 食事量が減った
- 体重が落ちた
- 眠りが浅い
という方も多く、体の回復力が落ちています。
漢方ではこの状態を、
「体の潤いが足りない」「回復する力が弱っている」と考えます。
この状態では、咳を止める力も弱くなり、咳が長引きやすくなります。
③ 自律神経の乱れ
高熱や体調不良が続くと、自律神経も乱れがちです。
- 夜になると咳が出る
- 横になると咳き込む
- ストレスを感じると咳が出る
このような咳は、神経の過敏さが関係していることもあります。
病院の薬を飲んでも治りきらない理由
咳止めや痰切りのお薬は、
「今出ている咳を抑える」ことが目的です。
一方で、
- なぜ咳が続いているのか
- なぜ治りきらないのか
といった体の状態そのものには、十分に対応できない場合もあります。
漢方で考えるインフルエンザ後の咳
漢方では、咳だけを見るのではなく、
- 体力の回復具合
- のどや肺の状態
- 睡眠や食欲
などを総合的にみて処方を考えます。
よく使われる漢方薬の一例
※体質や症状によって使い分けます
- 麦門冬湯(ばくもんどうとう)
乾いた咳、話すと咳が出る、夜の咳に - 竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう)
熱はないが、のどが不快・体がほてる咳に - 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
喉の違和感、ストレスが関係する咳に - 生脈散(しょうみゃくさん)
体力低下、回復期の長引く咳に
「咳を無理に止める」のではなく、
咳が出にくい体に整えていくのが漢方の考え方です。
ご自宅でできる養生も大切です
- 室内の乾燥を防ぐ
- 冷たい飲み物を控える
- のど・首元を冷やさない
- 無理に声を出しすぎない
- しっかり睡眠をとる
少しの無理が、咳を長引かせてしまうこともあります。
まとめ
・インフルエンザ後の咳は珍しくない
・体の回復が追いついていないことが原因
・咳止めで治りきらない咳に、漢方が役立つことがある
・早めのケアで長期化を防ぐことが大切
「そのうち治るだろう」と思っていた咳が、体を整えることで楽になるケースも多くあります。
夜久漢方薬局・夜久鍼灸院では東洋医学の視点からあなたに合った漢方薬、鍼灸治療を提案し身体の状態を調えお悩みの不調を改善へ導きます。インフルエンザ後の咳でお困りの方は、漢方専門の夜久漢方薬局へご相談ください。食養生も併せてご提案しています。
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夜久漢方薬局・夜久鍼灸院 院長 夜久公也