「急にドキドキして落ち着かない」
「安静にしているのに心拍数が速い」
「少し動いただけで動悸がする」
このような 頻脈(心拍が速くなる状態) に悩まれている方は少なくありません。
検査では大きな異常が見つからないことも多く、
「自律神経の乱れですね」と言われることもあります。
東洋医学では、頻脈は
“心臓だけの問題ではなく、体全体のバランスの乱れ” と考えます。
今回は原因タイプ別に
🌿 養生
🍽 食養生
💊 よく用いる漢方薬
を整理します。
頻脈の主なタイプ
① ストレス型(肝気鬱結タイプ)
特徴
・緊張すると動悸が出る
・ストレスが多い
・胸が詰まる感じ
・イライラしやすい
・ため息が多い
東洋医学的な考え方
強いストレスが続くと
東洋医学でいう 「肝の気」の巡り が乱れます。
すると自律神経のバランスが崩れ、
心拍数が上がりやすくなると考えます。
🌿 養生
・深呼吸を意識する
・軽い散歩やストレッチ
・スマホやPC時間を減らす
・就寝前は刺激を減らす
🍽 食養生
・柑橘類(少量)
・セロリ
・春菊
・三つ葉
・香味野菜
💊 よく用いる漢方
・加味逍遙散
・柴胡疎肝湯
・四逆散
② 体力低下型(気虚タイプ)
特徴
・疲れると動悸が出る
・少し動くと心拍数が上がる
・疲れやすい
・息切れ
・食欲が弱い
東洋医学的な考え方
東洋医学では
「気(エネルギー)」が不足すると心臓の働きが弱くなる
と考えます。
そのため、体が補おうとして
心拍数が上がりやすくなります。
🌿 養生
・過労を避ける
・睡眠をしっかりとる
・胃腸を冷やさない
・規則正しい生活
🍽 食養生
・山芋
・かぼちゃ
・鶏肉
・なつめ
・米
💊 よく用いる漢方
・補中益気湯
・炙甘草湯
・帰脾湯
③ 血不足型(血虚タイプ)
特徴
・めまい
・立ちくらみ
・顔色が青白い
・不安感
・眠りが浅い
東洋医学的な考え方
血が不足すると
心を養う力が弱くなり、心拍が安定しにくくなる
と考えます。
特に女性では
月経や出産後などに見られることがあります。
🌿 養生
・睡眠時間を確保
・過度なダイエットを避ける
・目の使いすぎを控える
🍽 食養生
・レバー
・ほうれん草
・黒ごま
・なつめ
・クコの実
💊 よく用いる漢方
・当帰芍薬散
・酸棗仁湯
・帰脾湯
④ 水分代謝型(水滞タイプ)
特徴
・動悸とめまい
・頭が重い
・むくみやすい
・雨の日に体調が悪い
東洋医学的な考え方
体の中の余分な水分が
自律神経や循環のバランスを乱す
と考えます。
このタイプでは
めまいや動悸が一緒に出ることが多いです。
🌿 養生
・冷たい飲み物を控える
・甘い物を減らす
・適度に汗をかく
・体を温める
🍽 食養生
・はとむぎ
・小豆
・とうもろこし
・生姜
💊 よく用いる漢方
・苓桂朮甘湯
・半夏白朮天麻湯
・五苓散
🌿 漢方的な大切な考え方
頻脈は
・ストレス
・疲労
・体力低下
・血流
・水分代謝
など、さまざまな体の状態が関係しています。
また、
「心臓が悪いのでは…」
という不安が強いほど、
動悸や頻脈が気になりやすくなることもあります。
体からの
“少し休んでください”というサイン
かもしれません。
体質に合わせて整えることで、
症状が落ち着く方も多くおられます。
気になる方は
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