「夜中に何度も目が覚めてしまう」
「明け方に起きると、その後なかなか眠れない」
「睡眠時間は取っているはずなのに、朝から疲れている」
このような睡眠のお悩みで、ご相談いただくことがあります。
今回は、長年続く中途覚醒と早朝覚醒でお困りだった60代女性の症例をご紹介します。
※個人が特定されないよう、一部内容を変更しております。
※漢方薬は、同じ症状でも体質や体調によって選び方が異なるため、処方名は記載しておりません。
ご来局時のご様子
患者さんは60代の女性です。
数年前から睡眠が浅くなり、特にここ1年ほどは、
- 夜中に2~3回目が覚める
- 目が覚めた後、なかなか眠り直せない
- 明け方に目が覚めると、そのまま朝を迎える
- 朝起きても疲れが残っている
- 日中にぼんやりしやすい
という状態が続いていました。
医療機関から処方された睡眠薬を服用されていましたが、夜中に目が覚めることや、翌朝の熟睡感の乏しさが残っていました。
睡眠薬については、自己判断で中止や減量をせず、処方医の指示どおり服用を続けていただきました。
詳しくお話を伺うと、
- 家族のことを心配して考え込むことが多い
- 夜になると、昼間の出来事を思い返してしまう
- 首や肩のこりが強い
- 夕方になると疲労感が強くなる
- 手足は冷えやすい一方で、顔がほてることがある
という特徴もみられました。
漢方では「眠れない背景」を考えます
不眠といっても、
- なかなか寝つけない
- 夜中に何度も目が覚める
- 明け方に早く目が覚める
- 眠りが浅く、熟睡した感じがしない
など、現れ方は人によって異なります。
今回の患者さんは、心配事が頭から離れず、寝床に入ってからも気持ちの緊張が続いていました。
また、
- 夕方の強い疲労感
- 首肩のこり
- 手足の冷え
- 顔のほてり
といった体調の偏りもみられました。
これらのことから、疲れが蓄積している一方で、夜になっても心身の緊張が十分に緩まず、睡眠が浅くなっていると考えました。
漢方相談では、単に「眠れるようにする」ことだけではなく、睡眠を妨げている体調や生活背景を一緒に整理していきます。
実際に行ったこと
患者さんの体質に合わせて、
心身の緊張を和らげながら、睡眠を妨げている体調を整えること
を目的とした漢方をご提案しました。
生活面では、すべてを一度に変えるのではなく、
- 毎朝なるべく同じ時間に起きる
- 起床後にカーテンを開けて光を浴びる
- 寝床で長く考え事をし続けない
- 日中に無理を重ねすぎない
ことから始めていただきました。
睡眠のお悩みがあると、「早く眠らなければ」と焦ること自体が緊張につながる場合があります。
そのため、眠ることを頑張りすぎず、まずは生活のリズムを整えることを意識していただきました。
その後の経過
約2週間後
夜中に目が覚めることはまだありましたが、以前より眠り直しやすい日が少しずつ増えてきました。
朝の疲労感については、大きな変化はまだみられなかったため、引き続き同じ方針で経過をみました。
約1か月後
夜中に目が覚める回数が、毎晩2~3回から、1~2回程度の日が増えてきました。
一方で、家族のことを心配した日や、疲れが強い日には、目が覚めた後に眠れないことも残っていました。
その時の体調や睡眠の変化を確認しながら、漢方の内容を調整しました。
約2か月後
中途覚醒の回数は徐々に減り、週の半分ほどは、目が覚めても再び眠れるようになりました。
また、朝の疲労感も以前より軽くなり、日中にぼんやりする時間が減ってきました。
ただし、心配事が多い日には眠りが浅くなることが残っていたため、引き続き体調を確認しながら継続していただきました。
不眠は「睡眠だけ」の問題ではないこともあります
不眠の背景には、
- 睡眠時無呼吸症候群
- うつ病や不安障害
- 甲状腺などの病気
- 痛みや頻尿
- 服用している薬の影響
など、医療機関での診断や治療が必要な原因が隠れていることもあります。
特に、
- 大きないびきや呼吸が止まる
- 日中に強い眠気がある
- 気分の落ち込みが続く
- 急に眠れなくなった
- 動悸、息苦しさ、体重減少などを伴う
場合は、まず医療機関へ相談することが大切です。
一方で、
- 心配事が頭から離れない
- 疲れているのに気持ちが休まらない
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝起きても疲労感が残る
という方では、心身の緊張や体調の乱れが睡眠に影響していることもあります。
漢方相談では、症状だけではなく、生活習慣、ストレス、冷えやほてり、胃腸の状態なども含めて確認します。
同じようなお悩みの方へ
- 夜中に何度も目が覚める
- 目が覚めた後、眠り直せない
- 明け方に早く目が覚める
- 睡眠薬を服用していても熟睡感が乏しい
- 朝起きても疲れが残っている
- 心配事が多いと眠れなくなる
このような睡眠のお悩みが続いている方は、一人で抱え込まずにご相談ください。
夜久漢方薬局・夜久鍼灸院では、お一人おひとりの睡眠の状態や生活習慣、ストレス、お体全体の状態を丁寧にお伺いしています。
公式LINEからご相談いただけます
「睡眠薬を服用していても相談できますか?」
「夜中に目が覚めるのも漢方相談の対象ですか?」
「遠方ですが、相談できますか?」
このようなご質問も、公式LINEからお問い合わせいただけます。
公式LINEでは、
- 漢方相談のご予約
- 鍼灸治療のご予約
- 郵送での漢方相談
- 現在服用中のお薬との併用相談
などを受け付けています。
睡眠のお悩みが続いている方は、お気軽に公式LINEよりご相談ください。
漢方相談について
同じ不眠でも、その原因や体質は一人ひとり異なります。
当薬局では、症状だけで漢方を選ぶのではなく、
- 眠れない時間帯
- 目が覚める回数
- 日中の体調
- ストレスの状況
- 冷えやほてり
- 胃腸の状態
- 現在服用しているお薬
などを確認したうえで、その方に合った方法をご提案しています。
なお、現在服用している睡眠薬やその他のお薬は、自己判断で中止や減量をせず、必ず処方医へご相談ください。
夜久漢方では、お一人おひとりの体質や生活習慣を丁寧に伺い、その方に合った方法を一緒に考えていきます。
夜久漢方薬局は完全予約制となっております。ご来局の際はご予約をお願いいたします。
予約電話番号:079-677-0056 予約可能時間:9時~19時(日曜・祝祭日は休業)
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夜久漢方薬局・夜久鍼灸院 院長 夜久公也