「お腹は空くはずなのに、食べようとすると食べられない…」
「家では少し食べられるのに、学校では食事がとれない…」
「食べられないことを考えると、さらに不安になる…」
このような食欲のお悩みでご相談いただくことがあります。
今回は、食欲不振と不安感があり、特に学校で食事がとれなくなっていた10代女性の症例をご紹介します。
※個人が特定されないよう、一部内容を変更しております。
※漢方薬は、同じ症状でも体質や状態によって選び方が異なるため、処方名は記載しておりません。
ご来局時のご様子
患者さんは10代後半の女性。
以前は普通に食事ができていましたが、徐々に食欲が落ち、
- お腹が空いても、あまり食べたいと思わない
- 食べ始めても、すぐにお腹がいっぱいになる
- 学校では特に食事がとりにくい
- 食事の時間が近づくと不安になる
- 不安や緊張が強い日は、さらに食欲がなくなる
という状態が続いていました。
特につらかったのが、学校での昼食でした。
「食べないといけないと思うほど、食べられなくなる」
という状態になり、食事そのものが負担になっていました。
ご本人だけでなく、ご家族も、
「このまま食べられない状態が続いたら大丈夫だろうか」
と心配され、ご相談に来られました。
漢方では「胃腸」と「気持ち」の両方を考えます
食欲不振というと、
「胃が悪いのでは?」
と考える方も多いと思います。
もちろん、胃腸の働きは大切です。
しかし、胃腸は精神的な緊張やストレスの影響を受けやすく、
「不安になると食べられない」
「緊張すると胃が動かない感じがする」
という方もいらっしゃいます。
今回の患者さんも、
単純に食欲がないだけではなく、
学校など緊張する環境になると、さらに食事がとりにくくなる
という特徴がありました。
漢方では、このような場合、
胃腸の働きを整えることに加えて、緊張によって滞っている「気」の巡りも考えていきます。
今回の患者さんは、もともと胃腸の働きが弱っているところに、不安や緊張が重なることで、さらに食欲が落ちている状態と考えました。
実際に行ったこと
患者さんの体質や症状を確認し、
弱っている胃腸の働きを助けながら、食欲を取り戻し、気持ちの緊張による胃腸への影響を整えること
を目的とした漢方をご提案しました。
生活面では、最初から、
「学校でも一人前を全部食べなければ」
と考えるのではなく、
食べられるものを、食べられる量から
始めてもらうことにしました。
食べられないこと自体が新たな不安にならないよう、無理をしすぎないことも大切にしました。
約2週間後
漢方を続けていただいたところ、
家では以前より食事がとれる日が増えてきました。
学校ではまだ十分に食べられない日もありましたが、以前より「食事をとることへの不安」が少し軽くなってきました。
まだ波があったため、そのまま体調を確認しながら継続していただきました。
約1か月後
少しずつ食欲が戻り、
「今日は食べられそう」と思える日が増えてきました。
学校でも少量から昼食をとれる日が増え、食事の時間に対する不安も以前より軽くなってきました。
一方で、学校行事などで緊張が強い日には食欲が落ちることもありました。
約2か月後
食欲は徐々に安定し、家では普段に近い量の食事がとれるようになりました。
学校でも昼食をとれる日が増え、
「食べられなかったらどうしよう」と考えること自体が少なくなってきました。
緊張が強い日は多少食欲が落ちるものの、以前のように食事そのものが大きな負担になることは減ってきました。
食欲不振は「胃だけ」の問題ではないこともあります
食欲がない原因は、一つではありません。
例えば、
- 胃腸の働きが低下している
- 疲れがたまっている
- 睡眠が乱れている
- 不安や緊張が続いている
- 環境が変化した
など、さまざまな要因が関係します。
今回の患者さんのように、
「家では食べられるけれど、学校では食べられない」
という場合には、胃腸だけではなく、環境による緊張や不安との関係も考えることが大切です。
漢方相談では、
「食欲を出す」
ということだけを目的にするのではなく、
なぜ食べられなくなっているのか
という背景まで一緒に考えていきます。
同じようなお悩みの方へ
- 食欲がなかなか戻らない
- 少し食べるとお腹いっぱいになる
- 緊張すると食べられなくなる
- 学校や職場では食事がとれない
- 「食べないと」と考えるほど不安になる
- 病院で大きな異常はないけれど食欲が戻らない
このようなお悩みが続いている方は、お気軽にご相談ください。
特に10代~20代の方では、ご本人だけでなく、ご家族からご相談いただくこともあります。
夜久漢方薬局では、胃腸の状態だけではなく、不安や緊張、睡眠、生活環境などもお伺いしながら、その方に合った方法を一緒に考えていきます。
公式LINEからお気軽にご相談ください
「子どもの食欲不振でも相談できますか?」
「学校では食べられないのですが、漢方で相談できますか?」
「病院の薬を服用していても大丈夫ですか?」
このようなご質問も、公式LINEからお問い合わせいただけます。
夜久漢方薬局・夜久鍼灸院では、完全予約制でじっくりとお話をお伺いしています。
公式LINEでは、
- 漢方相談のご予約
- 食欲不振についてのご相談
- 郵送での漢方相談
- 現在服用しているお薬との併用についてのご相談
などを受け付けています。
「食べたいのに食べられない」「緊張すると食事がとれない」などのお悩みがありましたら、お一人で抱え込まず、公式LINEよりお気軽にご相談ください。
※食欲不振について
食欲不振には、消化器の病気だけでなく、甲状腺疾患、感染症、薬の影響、摂食障害など、医療機関での診断や治療が必要な原因が隠れていることもあります。
特に、
- 短期間で体重が大きく減った
- ほとんど食事や水分がとれない
- 嘔吐や強い腹痛がある
- めまいやふらつきが強い
- 月経が止まった
- 体重や体型への強いこだわりから食事を避けている
といった場合には、漢方相談だけで対応せず、医療機関への受診が大切です。
同じ「食欲不振」でも、その原因や体質は一人ひとり異なります。
当薬局では、食事量だけではなく、胃腸の状態、不安や緊張、睡眠、生活環境なども詳しくお伺いしたうえで、その方に合った漢方をご提案しています。
夜久漢方では、お一人おひとりの体質や生活習慣を丁寧に伺い、その方に合った方法を一緒に考えていきます。
夜久漢方薬局は完全予約制となっております。ご来局の際はご予約をお願いいたします。
予約電話番号:079-677-0056 予約可能時間:9時~19時(日曜・祝祭日は休業)
夜久漢方薬局公式ラインからでもご予約可能です。以下QRコードをラインアプリでスキャンして頂ければ友達追加できます。
↓クリックで友達追加できます
https://lin.ee/OMIsFCA

夜久漢方薬局・夜久鍼灸院 院長 夜久公也
