「顔に電気が走るような痛みがある」
「歯や頬が急にズキッと痛む」
「風が当たるだけでも痛い」
このような 三叉神経痛 の症状で悩まれている方は少なくありません。
三叉神経痛は、顔の感覚をつかさどる 三叉神経 が刺激されることで起こる痛みで、
突然強い痛みが走るのが特徴です。
病院では
・神経の圧迫
・血管との接触
・神経の過敏
などが原因と考えられています。
一方、東洋医学では
「神経だけでなく、体の巡りや体質の乱れ」 が関係していると考えます。
今回は、原因タイプ別に
🌿 養生
🍽 食養生
💊 よく用いる漢方薬
を整理してみます。
三叉神経痛の主なタイプ
① ストレス型(肝気鬱結タイプ)
特徴
・ストレスで痛みが出やすい
・イライラしやすい
・肩こりや首こりが強い
・痛みの強さが変動する
東洋医学的な考え方
ストレスが続くと
東洋医学でいう 「肝の気」の巡り が乱れます。
気の巡りが悪くなると
顔周囲の神経や血流のバランスが崩れ、
痛みが出やすくなると考えます。
🌿 養生
・深呼吸を習慣にする
・軽い運動や散歩
・首肩を温める
・睡眠時間を確保する
🍽 食養生
・柑橘類(少量)
・セロリ
・春菊
・三つ葉
・香味野菜
💊 よく用いる漢方
・加味逍遙散
・抑肝散
・四逆散
② 血流低下型(瘀血タイプ)
特徴
・刺すような痛み
・慢性的な痛み
・肩こり
・頭痛を伴う
東洋医学的な考え方
血流が悪くなると
神経周囲の栄養や循環が悪くなり、痛みが出やすくなる
と考えます。
🌿 養生
・入浴で体を温める
・軽い有酸素運動
・長時間同じ姿勢を避ける
🍽 食養生
・玉ねぎ
・青魚
・生姜
・黒きくらげ
💊 よく用いる漢方
・桂枝茯苓丸
・通導散
・当帰芍薬散
③ 冷え型(寒邪タイプ)
特徴
・冷えると痛みが強くなる
・風が当たると痛い
・温めると楽になる
東洋医学的な考え方
東洋医学では
冷え(寒邪) が神経や筋肉を刺激すると
痛みが出やすくなると考えます。
🌿 養生
・顔や首を冷やさない
・温かい食事をとる
・入浴で体を温める
🍽 食養生
・生姜
・ねぎ
・にら
・シナモン
💊 よく用いる漢方
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯
・葛根加朮附湯
・麻黄附子細辛湯
④ 体力低下型(気血両虚タイプ)
特徴
・疲れると痛みが出る
・めまい
・疲れやすい
・体力が落ちている
東洋医学的な考え方
体のエネルギーや血が不足すると
神経の栄養が不足し、痛みが出やすくなる
と考えます。
🌿 養生
・無理をしない
・睡眠をしっかりとる
・過労を避ける
🍽 食養生
・山芋
・かぼちゃ
・鶏肉
・黒ごま
・なつめ
💊 よく用いる漢方
・十全大補湯
・補中益気湯
🌿 漢方的な大切な考え方
三叉神経痛は
・ストレス
・血流
・冷え
・体力低下
など、体のさまざまな状態が関係しています。
また
「また痛くなるのでは…」
という不安が強いほど、
神経が敏感になりやすいとも言われています。
三叉神経痛は体からの
“体の巡りを整えてください”というサイン
かもしれません。
体質に合わせて整えることで、
症状が落ち着く方もおられます。
気になる方は
一人で抱え込まずご相談ください。
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夜久漢方薬局・夜久鍼灸院 院長 夜久公也
