「薬を塗っているのに、口角炎が何度も繰り返す」
「ビタミンを飲んでいるのに良くならない」
このようなご相談は、秋冬だけでなく一年を通して増えています。
口角炎は単なる皮膚トラブルではなく、体の内側の乱れを映すサインであることも少なくありません。
今回は
- 西洋医学的な視点
- 漢方薬剤師の視点
この2つから、「なぜ治らないのか」を整理していきます。
西洋医学的に考えられている口角炎の原因
① ビタミン不足(特にB群)
【一般的な見解】
口角炎といえば、まず疑われるのが
- ビタミンB2
- ビタミンB6
不足により皮膚や粘膜の修復が追いつかなくなります。
ただし、
「摂っているのに治らない」
という方も非常に多いのが現実です。
② カンジダ・細菌感染
【知識ベースからの情報】
口角部は湿りやすく、
- 唾液
- マスク
- 乾燥と亀裂
が重なることで、カンジダ菌や細菌が繁殖しやすい環境になります。
▶ 抗真菌薬や抗生剤外用で改善するケースもありますが、
再発を繰り返す人は別の要因が隠れていることが多いです。
③ 乾燥・物理的刺激
【一般的な見解】
- マスク生活
- 口呼吸
- 舐め癖
により、皮膚バリアが壊れやすくなります。
④ 全身疾患・ホルモン変化
【知識ベースからの情報】
- 糖尿病
- 貧血
- 更年期
などでは、粘膜修復力の低下が起こり、治りが悪くなることがあります。
それでも治らない人に、漢方的に見る視点
ここからが、漢方薬剤師として特に重要だと感じている部分です。
漢方では「口角」はどこを映す?
【確実な事実(東洋医学的理論)】
口・唇・口角は
▶ 「脾(消化吸収)」と「胃」
▶ 「血(栄養)」
▶ 「陰(潤い)」
の状態を強く反映します。
つまり、口角炎=口だけの問題ではないという見方をします。
口角炎が治らない人に多い漢方的タイプ
① 脾胃虚弱タイプ(消化吸収が弱い)
【一般的な見解】
- 食後に胃が重い
- 疲れやすい
- 軟便・下痢気味
- 甘いものが多い
▶ 栄養を摂っていても、うまく使えていない状態
このタイプは「ビタミンを飲んでも効かない」という相談が非常に多いです。
② 血虚タイプ(血の不足)
【一般的な見解】
- 皮膚が乾燥しやすい
- 爪が割れやすい
- 目が疲れやすい
- めまい・立ちくらみ
▶ 皮膚や粘膜を修復する“材料”が不足している状態。
③ 陰虚・津液不足タイプ(潤い不足)
【一般的な見解】
- 口や喉が乾く
- ほてり
- 寝汗
- 更年期以降に悪化
▶ 潤いが不足し、ヒビが入りやすい体質
④ ストレス停滞タイプ(気滞)
【一般的な見解】
- ストレスが強い
- 食いしばり
- 自律神経の乱れ
- 胃腸症状を伴う
▶ 自律神経の乱れ → 血流低下 → 修復力低下
漢方薬剤師の視点での対応の考え方
【確実な事実】
漢方では、「炎症を抑える」より先に「治る土台を整える」ことを重視します。
- 胃腸を整える
- 血を補う
- 潤いを補う
- ストレスを緩める
この組み合わせで考えます。
※具体的な処方は体質により異なるため、自己判断は避け、必ず専門家に相談してください。
口角炎が治らない人におすすめの養生
【一般的な見解】
食養生
- よく噛む
- 冷たいものを控える
- 甘いもの・脂っこいものを減らす
生活養生
- 口を舐めない
- 口周りを冷やさない
- 睡眠時間の確保
まとめ|口角炎は「体からのメッセージ」
【結論(一般的な見解)】
口角炎が長引く場合、
- 塗り薬だけ
- ビタミンだけ
では不十分なことが多く、「なぜ治らない体の状態になっているのか」を見直す必要があります。
漢方では、口角炎=体の内側のバランスの乱れとして捉え、根本から整えていきます。
更年期のお悩みは、お一人で抱え込まず、ぜひご相談ください。
夜久薬局では、体質・症状・生活背景を踏まえた漢方・食養生のご提案を行っています。
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夜久漢方薬局・夜久鍼灸院 院長 夜久公也
