お尻から太もも、ふくらはぎにかけて
✔ ズキズキ痛む
✔ ビリビリしびれる
✔ 長く立てない・歩けない
✔ 朝起きると固まっている
このような症状が続いていませんか?
「坐骨神経痛」は病名というよりも、坐骨神経に沿って起こる痛みの総称です。
原因はひとつではなく、体質・冷え・筋緊張・加齢変化などが重なって起こることが多いと考えられます。
今回は、原因別に「養生」と「食養生」を整理してみます。
① 冷え・寒湿タイプ(冷えで悪化するタイプ)
特徴
・寒い日に悪化する
・温めると楽になる
・雨の日や湿度で悪化
・足腰が冷えやすい
東洋医学的な考え方
寒さや湿気が体内に入り込み、気血の流れを滞らせる状態。
「寒湿痺(かんしつひ)」と呼ばれます。
養生ポイント
・腰・お尻を冷やさない
・湯船に毎日浸かる(ぬるめで15分程度)
・冷房の風を直接当てない
・朝のストレッチで筋肉を温める
食養生
◎ 生姜、ねぎ、にんにく
◎ 羊肉、鶏肉、根菜類
◎ シナモン、山椒
× 生野菜の摂りすぎ
× 冷たい飲み物
漢方薬の例
・桂枝加朮附湯
・五積散
② 血行不良・瘀血タイプ(刺すような痛み)
特徴
・刺すような痛み
・同じ場所がズキッと痛む
・夜間に痛みが強い
・慢性的に続いている
東洋医学的な考え方
血流が滞り、神経周囲に炎症や循環不良が起こっている状態。
「瘀血(おけつ)」の関与が考えられます。
養生ポイント
・長時間同じ姿勢を避ける
・軽いウォーキングで血流促進
・お尻周囲の筋膜リリース
・便秘を放置しない
食養生
◎ 青魚
◎ 玉ねぎ
◎ 黒きくらげ
◎ 山査子
× 揚げ物の過剰摂取
× 甘いものの摂りすぎ
漢方薬の例
・疎経活血湯
・通導散(体力充実タイプ)
③ 筋緊張・ストレスタイプ(気滞タイプ)
特徴
・ストレスで悪化
・デスクワークが多い
・お尻がガチガチに硬い
・ため息が多い
東洋医学的な考え方
気の巡りが悪くなり、筋肉が過緊張を起こしている状態。
養生ポイント
・1時間に1回立ち上がる
・深呼吸(4秒吸って8秒吐く)
・股関節ストレッチ
・就寝前スマホを控える
食養生
◎ 柑橘類
◎ しそ
◎ セロリ
◎ ジャスミン茶
× 夜遅い食事
× カフェイン過多
漢方薬の例
・四逆散
・加味逍遙散
④ 加齢・腎虚タイプ(慢性・だるい痛み)
特徴
・慢性的に続く
・足腰がだるい
・疲れると悪化
・夜間頻尿や冷えを伴う
東洋医学的な考え方
加齢に伴う「腎」の衰え。
骨や神経の弱りと関連します。
養生ポイント
・過労を避ける
・睡眠を確保する
・軽い筋力トレーニング
・冷えを徹底的に防ぐ
食養生
◎ 黒ごま
◎ 山芋
◎ くるみ
◎ 黒豆
× 過度なダイエット
× 夜更かし
漢方薬の例
・八味地黄丸
・牛車腎気丸
🌿 漢方的な大切な考え方
・坐骨神経痛=痛み止めだけの問題ではない
・体質・冷え・血流・ストレスを含めて考える
・「どんな時に悪化するか」が処方選びのヒント
「この痛み、ずっと続くのでは…」
そんな不安を抱えたままにせず、
体の内側から整える選択肢もあります。
気になる方は、
一人で抱え込まずご相談ください🌿
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夜久漢方薬局・夜久鍼灸院 院長 夜久公也
