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更年期症状がひどい方へ~原因別に考える「養生」と「食養生」~

「年齢のせいだから仕方ない」
「検査では異常がないけれど、つらい」

更年期のご相談では、こうした声を本当によく耳にします。
ほてり・のぼせ・不安感・イライラ・動悸・不眠・疲れやすさなど、症状は人によってさまざまです。

漢方では、更年期の不調を一律に考えません
体質や生活背景によって、原因のタイプが異なると考えます。

ここでは、代表的な原因別に「養生」と「食養生」を整理してお伝えします。


更年期症状が起こる背景(一般的な見解)

更年期は、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に変動・低下する時期。
その影響で自律神経のバランスが乱れやすくなり、心身にさまざまな不調が現れやすくなります。

ただし、
同じホルモン変化でも症状が軽い方・重い方がいる
ここに体質や生活習慣の違いが大きく関わってきます。


原因別①:気(エネルギー)の巡りが滞るタイプ

(イライラ・気分の浮き沈み・胸苦しさ)

よくある特徴

  • 生理前や夕方に不調が強くなる
  • イライラしやすい、ため息が多い
  • 胸や喉がつかえる感じ

養生のポイント

  • 我慢しすぎない(感情を溜め込まない)
  • 深呼吸・軽い散歩で「気分転換」を意識
  • 寝る直前のスマホ・仕事は控えめに

食養生

  • 香りのよい食材で巡りを助ける
    • 柑橘類、しそ、みょうが、セロリ
  • 油っこいもの・刺激物は控えめに

原因別②:血(栄養)が不足しがちなタイプ

(不安感・動悸・不眠・集中力低下)

よくある特徴

  • 眠りが浅い、夢が多い
  • 動悸や不安感が出やすい
  • 目の疲れ、めまい

養生のポイント

  • 夜更かしを避け、睡眠時間を確保
  • 目を酷使しすぎない
  • 「頑張りすぎない」スケジュール管理

食養生

  • 血を補う食材を意識
    • 黒ごま、なつめ、ほうれん草、レバー(少量)
  • 朝食を抜かないことも大切

原因別③:体を潤す力が低下するタイプ

(ほてり・のぼせ・寝汗・口渇)

よくある特徴

  • 顔がほてる、汗が出やすい
  • 口や喉が乾きやすい
  • 夕方~夜に症状が強くなる

養生のポイント

  • 熱いお風呂・サウナは控えめに
  • エアコンの冷風を直接浴びない
  • 夜はゆったり過ごす

食養生

  • 潤いを補う食材
    • 白きくらげ、豆腐、山芋、梨
  • アルコール・香辛料は控えめに

原因別④:冷えと疲れが重なったタイプ

(だるさ・冷え・気力低下)

よくある特徴

  • 朝から疲れている
  • 手足やお腹が冷えやすい
  • 気力が湧かない

養生のポイント

  • 冷たい飲食を控える
  • お腹・足首を冷やさない
  • 生活リズムを一定に

食養生

  • 体を温める食材
    • 生姜、ねぎ、かぼちゃ、鶏肉
  • 温かい汁物を習慣に

漢方的に大切な考え方

更年期の不調は、
「年齢の問題」ではなく「今の体のバランス」です。

✔ 同じ症状でも原因は人それぞれ
✔ 食事・生活・考え方の積み重ねが体調に影響
✔ 早めに整えることで、楽に過ごせる期間は長くなる


まとめ

  • 更年期症状は「原因別」に考えることが大切
  • 養生と食養生は、体質に合ってこそ意味がある
  • 無理に我慢せず、体からのサインに耳を傾けることが第一歩

「これ、更年期だから仕方ないのかな…」
そう感じたときこそ、体を見直すタイミングかもしれません。

一人で抱え込まず、体質に合った整え方を一緒に考えていきましょう。

夜久薬局では、
体質・生活習慣を踏まえた漢方相談を行っています。
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夜久漢方薬局・夜久鍼灸院 院長 夜久公也

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