「朝、なかなか起きられない」「立ち上がるとフラっとする」「動悸や頭痛が続く」
――これらの症状でお困りの方に多くみられるのが起立性調節障害です。思春期のお子さんに多い印象がありますが、近年は大人の方のご相談も増えています。
西洋医学では自律神経の調節不全が中心に考えられますが、漢方では体質(証)や生活背景を含めて捉えます。ここでは、原因タイプ別に「養生」と「食養生」を整理します。
起立性調節障害とは
起立時に血圧や脈拍の調節がうまくいかず、脳血流が一時的に低下することで、めまい・立ちくらみ・動悸・倦怠感などが起こります。
背景には、成長期のホルモン変化、睡眠リズムの乱れ、ストレス、脱水などが関与するとされています。
原因別タイプと対策
① 気血不足タイプ(疲れやすい・朝が弱い)
確実な事実/一般的な見解
体を動かすエネルギー(気)と栄養・循環の土台(血)が不足すると、立位保持がつらくなります。
よくある症状
- 朝起きられない
- 立ちくらみ・ふらつき
- 食が細い、顔色が冴えない
養生
- 夜更かしを避け、就寝時刻を一定に
- 無理な運動より、散歩や軽い体操を継続
食養生
- 米・もち米・山芋・かぼちゃ
- 鶏肉・卵・なつめ・にんじん
- 冷たい飲食は控え、温かい食事を基本に
漢方の考え方(一般的な臨床使用)
- 補中益気湯、十全大補湯 など
※体質により使い分けが必要です。
② 水滞タイプ(めまい・頭が重い)
一般的な見解
体内の水分代謝が滞ると、頭が重く、立ち上がり時にフワッとしやすくなります。
よくある症状
- 雨の日に悪化
- めまい、吐き気
- むくみやすい
養生
- 甘い物・冷たい飲料を控える
- 室内の冷え・湿気対策
食養生
- はとむぎ・小豆・とうもろこし
- 生姜・紫蘇・ねぎ
- 水分は「少量ずつ・こまめに」
漢方の考え方
- 苓桂朮甘湯、五苓散 など
③ 自律神経過敏タイプ(緊張・不安が強い)
一般的な見解
ストレスや環境変化により交感神経が過剰に働き、血管調節が乱れます。
よくある症状
- 動悸・不安感
- 腹痛、下痢を伴う
- 検査では異常が出にくい
養生
- 深呼吸、ぬるめ入浴
- 「頑張りすぎない」生活リズム
食養生
- 百合根・白ごま・豆腐
- バナナ・オートミール
- カフェインを控えめに
漢方の考え方
- 半夏厚朴湯、柴胡加竜骨牡蛎湯 など
漢方的に大切な視点
確実な事実
同じ「起立性調節障害」でも、体質や生活背景は一人ひとり異なります。
一般的な見解として、漢方では
- 体を支える力
- 水分・血流のバランス
- 心と体の緊張度
を総合的に整えていきます。
まとめ
- 起立性調節障害は体質×生活習慣で対策が変わる
- 養生と食事の積み重ねが回復の土台
- 漢方薬は「症状名」ではなく「人」で選ぶことが重要
「朝がつらい」「薬だけに頼りたくない」
そんな方は、ぜひ一度、体質からの見直しを考えてみてください。
夜久薬局では、
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夜久漢方薬局・夜久鍼灸院 院長 夜久公也
